44 大分県の鬼瓦

2016年4月14日からの熊本・大分大地震。被災者の皆さんに心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。救援隊の一員になって駆け付けたい気持ちですが、がんを抱えた体では、足手まといになるだけでしょう。せめて、精いっぱいのカンパを、明日4月18日、熊本と大分の日本共産党県委員会を通じてお届けします。
東日本大震災の時にもはっきりしたように、日赤で扱う救援募金は、現地で配分されるのに数か月もかかって、「一刻も早く」という募金者の気持ちや現地住民の要求に沿わない、残念な仕組みです。日本共産党は本当にただちに、被災自治体の市町村長に届けたり、実際の救援活動に充てたりして、即効性のある使い方をしています。
安倍首相はテレビで、いかにも懸命に取り組むよう指示している様子を繰り返し報道させていますが、「関係閣僚に指示した」という程度ですから、参院選向けのポーズに過ぎないように思えてなりません。自己宣伝の記者会見に時間をつぶすのでなく、被災者たちの腹の足しになるような行動こそ、政府に求められています。「緊急事態条項」を憲法に書き込まなくても、今の法律で十分対策はとれるのですから、ただちに激甚災害の指定をするのはもちろん、思い切った予算を支出するべきです。米軍への「思いやり予算」などなくして、国民の緊急需要にこたえるのが当然でしょう。
さて、災害や盗賊、戦乱などからの守り神であるお=鬼面文鬼瓦は、私がかつて歩いた限りでは、今度の被災地に近い由布、別府、日田あたりでは発見できませんでした。私の愛する鬼たちが任務を果たせなかったのは、本当に無念です。大分県の鬼瓦のうち、文句なしに評価推奨したいのは、宇佐市の善光寺にあるカイチョウの鬼瓦です。県重要文化財指定のホンモノは本道に保存され、国重文の建物の屋根にはそのレプリカが載っています。酉が鬼瓦にの頭から飛び出すようなデザインで、立体的な鬼瓦の最初だとして知られる法隆寺の鬼瓦よりも古いものではないか、つまり日本で最古の立体的鬼瓦で国宝に指定してもいいのではないかと、私は思っています。カイチョウとはどんな字を書くのか、お寺に問い合わせましたがわからないままですが、住職夫人は「幸せを運んでくる鳥」だといいますから、さしずめ鳩かもしれませんね。 富山弘毅

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