奈良市 平城宮跡資料館

平城宮跡資料館(奈良市二条町)
710(和銅3)年、飛鳥に近い藤原京から奈良盆地の北端に新設された平城京に都が移されました。
唐・長安をモデルにした都の中央北端に平城宮が造られ、朝堂院、羅城門などの建物が並びました。
いま、朱雀門、大極殿などが復元され、貴重な資料が平城宮跡資料館にあります。

そこにはこの地から出土した数々の鬼瓦を特徴づける4点、平城宮ⅠA式、ⅡA1式、Ⅲ式、ⅣB式が展示されていますが、実はこのほかにⅠB2式(唐招提寺出土)、ⅡA式、ⅡB式、ⅣA式、Ⅴ式が知られています。ⅠA式は平城宮の鬼瓦の最も古いデザインで、手も足もある鬼の姿が刻まれていますが、これは韓国国立扶余博物館にある国宝の塼(せん=タイル状の焼き物)のデザインとそっくりで、百済から来た瓦工が作ったものでしょう。

いまⅠA式は、古い鬼瓦が唐招提寺の宝蔵の屋根に、新しい鬼瓦が薬師寺にあります。不思議なことに、東大寺をはじめ他の寺院にはⅠA式は見当たりません。

かつて、私が鬼瓦に関心を持ち始めたころ、この地から出土した鬼瓦をみんな集めて展示したことがありました。1981年10月24日~11月8日「平城宮跡資料館 遺構覆屋特別公開」です。展示会には参加できませんでしたが、鬼瓦10個が並んだみごとな写真のポスターを、もらうことができて、今も私の宝物として部屋に貼り出しています。これは特別に、このHPの冒頭に掲載することにしましょう。

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