奈良市 薬師寺の鬼瓦

薬師寺(やくしじ・奈良市西ノ京町)
近鉄西ノ京駅に近いこの古寺は、天武天皇の発願(680年)で飛鳥の地に建立され、平城遷都(710年)に伴い現在地に移されました。1528(享禄1)年には兵火で東塔を残してすべて灰燼に帰しました。

1981(昭和56)年、西塔が453年ぶりに再興されました。そのオープンの日に、母と一緒に参詣したのでした。この11月20日に逝去された中学同期生で写真家の平山利男君の姿もありました。平山君は優れたフリーのカメラマンで、群馬ではトップの腕前と言われ、同じ町内に住んでいて、写真の技術を教えてくれたり、私たち日本共産党前橋市議団の選挙ポスターの写真を撮ってくれたりしました。

薬師寺は金堂、中門、回廊に加えて2002(平成15)年には大講堂も復興され、白鳳伽藍がよみがえりました。そしていま、東塔(国宝・白鳳時代)を解体修理中で、2018年完成予定です。
笛を吹く天女が舞う東塔の相輪の水煙に惹かれて高校生を引率した修学旅行以来、何度か参詣し、西塔落慶の日にも訪れました。

その後も1度参拝した記憶があるのですが、玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画殿(平山郁夫画伯の大作)も建立されるなど、いまや薬師寺の全容はまったく変わっていて、驚かされました。

中門、金堂、講堂、西塔、玄奘三蔵院などの屋根には、平城宮ⅠA式の真新しい鬼面文鬼瓦が統一的に載せられています。鬼面のおへそは、大きな丸い金色です。
鐘楼には眼の釣りあがった鬼がいます。南門や與楽門には江戸期の形でしょうか、かなりの年代物に見える角の生えた鬼面瓦ががんばっています。

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