奈良市 法華寺の鬼瓦

法華寺(奈良市法華寺町)
不退寺や東大寺大湯屋などで見つけた角1本鬼が、法華寺にもいました。といっても、本堂の南西1の鬼だけです。入山受付の女性たちにお話しましたが、その存在を知らなかったようでした。
鬼師が茶目っ気で1つだけそっと忍び込ませたのでしょうか、それとも特別な意義を持たせたものなのでしょうか。
本堂は1601(慶長6)年に再興されたもので、南大門も同時期です。
鐘楼は桃山時代の入母屋造りで袴腰(はかまごし)がついています。鬼瓦に文字が多数刻まれ、慶長7年(1602)の刻銘もあります。
青空に鬼瓦が映えて、まるで鬼の天下みたい。楽しい限りです。

法華寺は天平時代、藤原不比等の没後、その3女である光明皇后が不比等の屋敷を皇后宮とし、その後、法華滅罪之寺、略称が法華寺になりました。 東大寺が総国分寺、法華寺が総国分尼寺です。
本尊は国宝の十一面観音。光明皇后が蓮池を歩く姿を写したとされ、 蓮の花と葉を交互にした光背や、右足の少し浮いた遊び足は、他の仏に見られない特徴だそうです。

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