奈良市 般若寺の鬼瓦

般若寺(はんにゃじ)
門前を南北に通る道は「京街道」と呼ばれ、大和(奈良県)と山城(京都府)を結ぶ、古代から現在まで続く幹線道路です。

十三重石塔(鎌倉時代、重文)の南から本堂を望む広い庭園が色とりどりのコスモスで埋め尽くされている景色は、目を見張るようです。いつまでも花にうずもれていたくなるような、素敵な気分になります。

聖武天皇が天平7年(735)、平城京の鬼門を守るため「大般若経」を基壇に納め石塔を立てたのが寺名の起こりだと伝えられ、般若経の学問寺として栄えました。境内からは奈良時代の古瓦が出土しています。
楼門は入母屋造、本瓦葺きの2階建で、鎌倉時代(13世紀後半)建立の国宝です。
本堂は寛文7年(1667)、経蔵は鎌倉期、鐘楼は元禄7年(1694)の建立です。

宝蔵館の隣に、私の母・富山寿子(書家)が敬愛していた会津八一(秋艸道人)の歌碑があります。
「ならさかのいしのほとけのおとかひに こさめなかるるはるはきにけり」

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