奈良市 西大寺の鬼瓦

西大寺(さいだいじ)
「アッ、あの鬼、笑ってる!」 思わず声を上げたのは、護摩堂の屋根を見上げた時でした。早朝で、しかも大木に囲まれて、光が少なくて良い写真になりませんでしたが、特にこの2の鬼は間違いなく笑っているように見えます。うれしくなりますねぇ。
聖武天皇が平城京の東に東大寺を創建したのに対し、その娘・称徳天皇が西の地に開創したのが西大寺でした。南都七大寺の1つに数えられる大寺院で、当初は広大な境域に薬師・弥勒の両金堂をはじめ、東西両塔、四王院、十一面堂院などの百十数宇が甍をつらねたといいます。

平安時代に衰退し、鎌倉時代半ばに名僧叡尊によって復興され、江戸時代に幕府から寄進された300石の寺領の下で諸堂の再建が進み、ほぼ現状の伽藍となりました。現在の寺域は国指定の史跡です。
本尊の釈迦如来立像、秘仏愛染明王坐像(いずれも鎌倉時代、国重文)、十二天画像(平安時代、国宝)など、多くの文化財を抱えています。

鬼面文鬼瓦を見つけたのは本堂、鐘楼、大黒堂、本坊、護摩堂、四王堂、南門、宗務所(寺務所)などで、全て江戸中期以降の再建です。塔頭の清淨院の山門にも、愛すべき鬼たちがいました。

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