奈良 大和郡山市 矢田寺の鬼瓦

矢田寺(やたでら)
あの三面鬼瓦にまた会えるだろうか。元気にしているかな。それとも……。
ハラハラしながら参詣すると、おおっ、いたいた! 14年前と同じように、堂々と三方を見渡していました。感激です。えらいぞ、よく頑張っているね。瓦は大分傷んでしまっているけど、まだまだやれるね。

「矢田のお地蔵さん」で親しまれている矢田寺は、かつて私が初めて「三面鬼瓦」なるものを発見したお寺です。本堂裏からはじまる「おへんろみち」を登り始めて最初のお堂が六角形の「舎利殿」。そこに、愛する三面鬼がいるのです。大阪市の檀家衆が大正12年に建立した旨の石柱が立っています。

傘寿を超えた自分と重ね合わせて、手を合わせました。健在かどうか気になっていたのです。

広い境内にあるお堂のうち、本堂、閻魔堂、手水場、北僧坊、鐘楼、大門坊山門などでも鬼面文鬼瓦を発見しました。
本堂と大門坊との間に能舞台ではないかと思われる古い建物があり、その屋根南西に蛇に似た龍の鬼瓦がありましたが、逆光でよく撮れませんでした。近くで清掃作業をしていた方にお聞きすると、「建物の名はわからない。最近、音楽会をやったようだ」という話でした。
約4.5キロのおへんろみちを行くと、四国霊場88か所の札所の本尊仏と弘法大師像が順に立っていて、眼下に広がる奈良盆地を眺め、ウグイスやホトトギスの声を聴きながら四国霊場一周ができます。

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