奈良 桜井市 安倍文殊院

本尊文殊菩薩は獅子に乗り4人の脇侍を伴う渡海文殊(5像全てが国宝)です。鎌倉時代の仏師・快慶の作です。
大化改新で左大臣となった安倍倉梯麻呂が一族の氏寺として建立しました。「3人寄れば文殊の知恵」といわれ、日本三文殊(京都府・天橋立切戸の文殊、山形県・奥州亀岡の文殊)の第一霊場して信仰を集めています。陰陽師・安倍晴明がここで陰陽道の修行をしたともいわれます。
1665(寛文5)年に再建された本堂(文殊堂)と礼堂(能楽舞台)は一体で、入母屋造本瓦葺きの建物です。前面の礼堂の正面大棟の鬼瓦が天下を見下ろしていますが、龍面文です。入母屋造の下部・寄棟の屋根上部に並ぶ二つの鬼瓦も龍面です。本堂の屋根には堂々たる鬼面文が載っています。
釈迦堂、大師堂、本坊、庫裡、方丈客殿などには鬼がいません。
境内の入口に、文殊院古墳があります。

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