27 大阪府の鬼瓦

大阪市には無数の寺院がありますが、ほとんどが鉄筋コンクリートに改築されて、鬼の住む余地が有りません。それでも、天王寺区と中央区の一部には古い鬼がたくさんいます。特筆すべきは法蔵院の山門の屋根に載る大モニュメントです。大棟の上に2匹の龍が舞い、その下では向かって左の鍾馗(しょうき)様が子鬼を投げ、投げられた小鬼が右で尻餅をついています。こうした物語を瓦で表現した作品は、中国には多くありますが、日本では極めて珍しく、しかも芸術性の高い瓦作品です。文化財指定する値打ちがあります。
法蔵院は、この山門を残すだけになっていますが(2002年9月撮影)、アメリカ軍による1945年6月15日の大阪大空襲で焼け残ったのは4寺の山門だけで、それは法蔵院、楞巌(りょうごん)寺、天竜院、宝樹寺であったと、法蔵院の住職夫人からお聞きしました。宝樹寺以外は山門を撮影できましたので、ここに掲載してあります。
堺市は、撮影記録を探し出すのに手間取り、一歩遅れの掲載になりましたので、▲印をクリックして、別のページでご覧下さい。古寺が多く、楽しい寺町があります。

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