鬼さんこちら 15 埼玉県 行田市 清善寺 忍城(おしじょう)内

秩鉄行田市駅と水城公園の間くらいに位置する曹洞宗の寺院で、創建は15世紀と伝えられる古刹です。閑静な境内は時間がゆったりと流れています。
映画『のぼうの城』に登場しています。            (埼玉県 行田市 清善寺 本堂全景)

1440年(永享12)に当地の豪族成田刑部少輔顯忠(清善斎全中)により平田精舎として創建されたと伝えられます。時の城主成田氏15代親泰は、顯忠の死を悼み、清善寺を建立。1533年(天文2)成田氏16代長泰により再興、翌年成田龍淵寺5世宗佐和尚を迎えて忍城(おしじょう)内に開山しました。慶長9年には寺領30石の御朱印状を拝領しています。本尊は釈迦如来三尊仏です。           (埼玉県 行田市 清善寺 本堂南東1鬼)

2012年公開の映画『のぼうの城』の舞台として一躍脚光を浴びた行田市の浮き城・忍城は、 戦国時代・石田三成の水攻めにも落城しなかった関東七名城の一つ、秀吉が攻めて唯一落とせなかった城といわれています。           (埼玉県 行田市 清善寺 本堂南西1鬼)

コミカルな歴史映画「のぼうの城」は、1590年、豊臣秀吉による天下統一の最終章となった小田原攻めの際、2万人の軍勢で小田原城の支城を攻略する任務を負った石田三成に対し、500人で忍(おし)城(埼玉県行田市)を守りきったお話です。

その主役となったのが、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう」と親しまれた成田長親(ながちか)。子供からも、「のぼう」と呼び捨てされるほどの無才ぶりを見せましたが、ある日突然転がり込んできた城主の地位に戸惑いながらも、特異な能力を発揮して領民の心をつかみ、2万人の石田軍に抵抗。北条氏の拠点である小田原城が先に落城した結果、忍城は落城しなかったという結末でした。

(埼玉県 行田市 清善寺 本堂北西1鬼)

映画とは無関係であるとしても、ここの本堂の鬼瓦たちはややマンガチックな面相をしています。鬼瓦イコール怖い顔、という常識から離れた作品を楽しむ施主や鬼師が増えてきたことを示しているのでしょう。