鬼さんこちら 10 岡山県 高梁市 正善寺、頼久寺

岡山県西部の山間に“日本三大山城”の中で最も高所に建つ備中松山城があります。臥牛山頂に建つ備中松山城は現存する天守12城の一つで、400年前の天守閣が残っている貴重な山城です。          (岡山県 高梁市 正善寺 本堂東南降り鬼)

その五万石の城下町が、高梁(たかはし)市。明治になるまで“松山”と呼ばれた町で、高梁川の舟運で栄えた商家など古い町並みが数多く残り、「備中の小京都」とも呼ばれます。             (岡山県 高梁市 正善寺 本堂東南)             (岡山県 高梁市 正善寺 鐘楼全景 )

今では、城下町時代の家並みこそ残っていませんが町筋は残り、町人の鍛冶町と武家の柿木丁に挟まれた短い竪町型の町並みを伝え、南北の道に交差する横町の道は鍵形に折れ曲がって城下町らしさを示しています。           (岡山県 高梁市 正善寺 鐘楼大棟東)

そしていくつもの寺院が当時の面影を残しています。
その一つが正善寺(しようぜんじ)、また頼久寺(らいきゅうじ)です。             (岡山県 高梁市 頼久寺 山門東)       (岡山県 高梁市 頼久寺 山門東北降り鬼)              (岡山県 高梁市 頼久寺 鐘堂東 )         (岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂全景 )

年を経た古武士のような面相の鬼たちが、今でも古城を守るかのように、天下を睥睨し続けています。

(岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂東南)

(岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂東南降り鬼)     (岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂東北降り鬼)       (岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂東北1鬼)

頼久寺から北に行くと、石火屋町の武家屋敷通りに出ます。緩やかな坂道の両側に、白壁や土塀の家々が連なっています。そのなかでひときわ白壁の美しい長屋門がほぼ当時のまま残っています。「鬼のいる風景12」でご紹介した金毘羅社などです。        (岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂大棟東 )

(岡山県 高梁市 頼久寺 薬師堂大棟西)

本町・大工町をはじめ、商家の町並み、石火屋町(石火屋丁)に残る武家屋敷の遺構、紺屋川の風景、上谷町の城郭を思わせる薬師院と松蓮寺(映画『男はつらいよ-口笛をふく寅次郎』のロケ地)の石垣など、城下町の遺産が凝縮されています。