鬼さんこちら 7 愛知県稲沢市 萬徳寺 牡丹寺

稲沢市の国府宮神社の近くの満徳寺(まんとくじ)は、700本の牡丹が多くの参詣者をひきつけます。稲沢駅から徒歩で10分のところです。     (愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 全景 南西から )

768年からの永い歴史をもち、東海三十六不動尊霊場にも数えられ、多宝塔・鎮守堂は室町時代のもので国の重要文化財です。           (愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 全景 )

称徳天皇の勅願によって慈眼上人が創建しました。その後、木曽川の決壊などにより本堂は荒廃し、834年(承和1)に弘法大師空海が当地へ巡歴したおり、真言の道場として再興、本堂の裏手に如意宝珠(霊験あらたかな宝の玉)を埋納したといわれます。空海が奈良県の室生寺と山形県の恩徳寺とともに三か所に如意宝珠を埋納されていることは広く知られているそうです。          (愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 大棟西 )

その後、寺は繁栄し、尾張国真言宗の本山と称し、53以上の末寺を持つほどになりました。
1967年(昭和44)、本堂は灰塵と化しましたが、秘蔵されていた多くの文化遺産は宝蔵にあり無事でした。萬徳寺の文化財は、国、県、市の指定は34点におよびます。

          (愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 東南1鬼)         (愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 東南降り鬼 )        (愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 南西1,2鬼)

清洲城の通用門(馬がけ門)を移築したという山門の前に、注目したい石碑があります。


1 牛馬を繋く事
1 魚鳥を捕る事
1 竹木を折採る事
右之条条於境内令禁止者也
愛知県 萬徳寺石碑

1904年(明治37)7月の愛知県の禁止令です。自然保護の先駆けでしょうか。

(愛知県 稲沢市 満徳寺 本堂 南西1鬼)

山門左手の森には、四国霊場八十八か所入口があり、奥に進むと第一番札所から順に石碑が設置されています。ここでお参りすれば、遠い四国まで行かなくても御利益があるとされます。1923年(大正12)に創建されたものです。