鬼さんこちら 手の鳴る方へ 鬼はみんな手をつなごう

「鬼のいる風景」を61回、連載しましたが、これらのほとんどは新著『写真集 鬼の栖む風景 百景』に収録される予定です。

『写真集 鬼の栖む風景 百景』は、①「風景」としてまあ見られる写真が撮れた所で、②さらに7コマ以上の鬼瓦写真が揃えられる所、③しかも若干のお話、説明が書ける所を、私の引き出しから出したものになります。この条件に合わないところは「失格」となるのが、この写真集です。

これまで、1昨年、『鬼瓦お遍路―四国霊場88か所写真紀行』(幻冬舎ルネッサンス)を出版して、日本の鬼瓦のうち四国を紹介し、4県についてだけは「鬼瓦総覧」といってもよいほどたくさんの鬼瓦と仲良くなれました。
本年3月に出版した『鬼瓦のルーツ 写真紀行 韓国、中国、カンボジア』(本の泉社)に掲載できたのは、圧倒的に韓国の鬼瓦で、日本の鬼瓦はほんの少しでした。
でも、私の引き出しにため込んである写真のうち90%は日本の鬼瓦ですから、彼らのほとんどが陽の目を見ないままでは可哀そうだと、悩んできました。

そこで、ルネッサンス・アイ社のお勧めに応じて、ガンの進行との最後の競争を決心し『写真集 鬼の栖む風景 百景』を出すことにし、3日前に脱稿しました。私の寿命との競争ですが、2か月後、多分7月初旬には世に出るでしょう。百か所の鬼たち、700~800コマが掲載されます。
しかし、それでも全国的には「失格」が圧倒的です。

そこで、多分「最後のチャンス」として「失格」鬼のうちのかなりのものを「合格」させ、陽の光を当てようとするのが、新設の「鬼さんこちら」コーナーです。

私の撮影した日本中の鬼瓦はほとんど、未整理の古都・京都を除いては、都府県別のフォルダでこのHPに掲載済みですが、「多すぎて目がチラチラする」「似たような鬼が並んでいるだけ」「やっぱり説明が欲しい」などの声を頂いています。ごもっともです。この不十分さを補いながら、私の3冊の本から落ちこぼれた鬼瓦たちに「鬼さんこちら」と呼びかけて集まってもらうコーナーにします。

安倍・自公政権の「ボロボロになりながらの暴走」に対し、時には怒り、時には大声で笑い飛ばし、叱りつけ、退場を迫るためにも、そして本当に戦争のない世界をつくるためにも、「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」と鬼の大結集を呼びかける気持ちを込めます。

明日から始めます。どこまで続くか、わかりませんが、ご期待くださいますように。

富山弘毅 onioni39@jcom.home.ne.jp